【元商社マン直伝】英語のディスカッションで使えるフレーズ10選

英語のディスカッションってテンポも速いし、ついていくのが大変ですよね。基本的には、YoutubeやPodcastなどで徐々にスピードアップの練習をして、耳を慣らしていく以外に方法はないのですが、会議では頻繁に使われるフレーズというものがあります。

今回は、商社・MBA・Googleなどで15年以上英語でビジネスをしてきたネイティブな僕が、英語のディスカッションで必ず出てきそうなフレーズを、独断と偏見で10個選びました。これを丸暗記することで、短い言葉でより多くのニュアンスが伝わりますので、ぜひ使ってみてください。

また、フレーズの丸暗記がなぜ中級者以上の方におすすめか、こちらにまとめていますので、まだでしたらぜひ読んでみてください。

【ネイティブが解説】なぜ英語フレーズの丸暗記は超絶おすすめか

2018年11月24日



Knee jerk reaction

直訳は「膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)」…ですが、こんな言葉知ってる人いないですよねw お医者さんがハンマーで膝をポンっとやると、足がピョンって動くやつです。「条件反射」「初期リアクション」みたいな意味になります。

例文

“ A typical knee jerk reaction to this would be to retaliate with a further price decrease, but I wouldn’t recommend that ”

“ Our knee jerk reaction to that would be to mirror the competitor’s promotions, but that’s not necessarily our best option “

和訳

「典型的な条件反射としては、さらなる値引きで迎え撃つことだけど、僕はそれを勧めません」
「僕らの初期反応としては競合と同等の販促をすることだけど、それが必ずしもベストな選択肢ではないよね」

ディスカッションは何らかの課題を解決するために行っているので、とるべき選択肢について議論することが多いと思います。そんな時、もし直感的に思いつくことが必ずしも最良ではない場合に、便利なフレーズです。「条件反射ではこうだけど、本当はこうすべきだよね」といった使い方です。

Chicken and egg

「鶏たまご」という意味で、これは日本語と同じです。二つのことが双方に作用し合う場合、どっちを先に注力すればいいか一概には言えない場合があります。

例文

“ Our platform connects individual content creators with users. Shall we go after creators or users? It’s a chicken and egg situation “

“ It’s difficult to say which side we need to focus on more, because it’s a chicken and egg situation. We are a marketplace, so the more the buyers, the more the sellers, and the more the sellers, the more the buyers “

和訳

「私たちのプラットフォームは個人のクリエイターとユーザーを繋いでます。まずクリエイターを増やすべきでは?それともユーザー?まあ、鶏たまごですね」

「どっちに注力するべきか一概には言えない。鶏たまごなので。我々はマーケットプレイスなので、買う人が多ければ売る人は増えるし、売る人が増えれば買う人もまた増える」

英語ネイティブは ” chicken and egg” を “catch 22 (twenty two) ” と言うことが良くあります。これは何十年も前のアメリカの小説で、「戦時中のパイロットに精神異常者は応募できない」という規定があり、「でもこれほど無謀なことは正気な人は絶対にできない」というジレンマもあり、「鶏たまご」と同じ意味合いで使われます。でも “chicken and egg” と全く同じ意味です。

Reinvent the wheel

直訳は「車輪の再発明」ですが、「すでに誰かが解決したことを、わざわざやり直して無駄な作業をする」という意味です。

例文

“ Country A has launched 6 months ago and seems to have a winning strategy already. Let’s hear from them and leverage their strategy, rather than reinvent wheels

“ Why are we building all the presentation materials by ourselves? Team A has already done this before and has a well developed deck. Let’s not reinvent wheels

和訳

「A国は半年前にローンチ済みで、もう勝ちパターンを確立しているようだ。わざわざゼロから作り直さないで、彼らの話を聞いて戦略に活かそう」

「なんでプレゼン資料を1から全部作ってるの?チームAが前にやったことがあるから、良くできた資料がもうあるはずだ。 無駄な作業はやめよう」

余談ですが、車輪が発明されたのは紀元前4000年とかとんでもなく昔ですので、このフレーズには「そんな当たり前なことをやり直しているのか!」という皮肉がたっぷりこめられています。そんなこといちいちやり直してどうすんの?という時に使うと効果的です。

Bottom line

「結論としては」「つまるところ」という意味です。良くある使い方としては、“ so the bottom line is … “ です。

例文

“ Okay, so I talked a lot, but the bottom line is, we have to do something about these issue as soon as possible before it becomes a real problem “

“ In order to reach the target number of users, we either need to up the acquisition rate or improve our retention rate. That’s the bottom line

和訳

「はい、ということでたくさん話しちゃいましたが、まあ要は、急いでアクションとらないともっと大きな問題に発展しかねないのでまずいよってこと」

「目標ユーザー数を達成するには、獲得率を上げるか離脱率を減らすかしかない。これが結論です

損益計算書では「一番下の行」である利益のことを ” bottom line “と呼びますので、このフレーズはそこが語源のはずです。ちなみに一番上の行である売上のことを ” top line ” と呼びます。なにかいろいろ話した後に、「まあ要はこういうことです」と意味合いを抽出するときに便利です。”in conclusion”とビジネスでいう人はあまりいません。

Long story short

直訳は「長い話を短くすると」で、「手短に言うと」という意味です。「話が長くなるので詳細は割愛しますが」と言いたいときに便利です。

例文
“ Naomi, so tell me, what’s going on with ABC? “
“ Sure, let me explain. blahblahblahblahblahblahblahblahblah”
“ That sounds complicated… “
“ Okay, long story short. We made a mistake and we need to fix it. And XYZ is what we need “
和訳

「ナオミさん、ところでABCの件、どうなってるか教えてくれる?」
「はい、説明しますね。なんとかかんとか、なんとかなんとか…」
「なんか複雑になってきたね」
「えーっと、まあ手短に言うと、我々のミスなので、直さないいけないです。そのためには、XYZが必要です」

Bottom line とちょっと似てますが、bottom line は詳細を話した感があるときに使うのに対して、long story short は詳細を割愛します。ながながと状況を説明する時間がないときや、説明するのが面倒なときに使えます。



Off the top of my head

「今パッと思いつくのは」「パッと思い出せるのは」といった意味です。網羅性はないけど、とにかく思いついたことをささっと言うときに使うと便利です。

例文
“ What were some of the takeaways from that meeting? “
“ I’m sure there were more, but off the top of my head, I think it was ABC, EDF, and GHI. I can check my notes if you’d like “
“I can’t remember exactly, but I think there were a couple of reasons why we needed to delay the launch at the time. Off the top of my head, the reasons were blahblahblahblah “
和訳

「あの会議の結論ってなんでしたっけ?」
パッと思い出せるのは、ABCとEDFとGHIです。必要でしたら、自分のメモ確認できますけど」

「正確には覚えていないんですけど、 当時ローンチを遅らせないといけない理由はいくつかあったと思います。パッと思いつく範囲では、例えばなんとかかんとか…」

” I don’t remember exactly ” と言っても同じ意味なのですが、” I don’t” とか “I can’t” とかネガティブな言葉はできることなら避けたほうが、印象はアップします。こういった細かい言葉の選択も、ちりが積もれば山となります。神は細部に宿るといいますが、言葉も同じです。

Trade off

直訳は「交換条件」みたいな意味ですが、「どっちを取るか」「片方をとれば片方はなくなる」みたいな時に使います。英語のビジネス経験者であれば、必ず聞いたことがあるはずです。

例文

“ Should we choose provider A who has strong web development capabilities or provider B who has system development capabilities. It’s basically a trade off between front end vs back end. “

“ Should we listen to every users’ claims? Or should we just focus on the most common questions and shift our resources to acquiring new users? This is a trade off between customer satisfaction and user growth “

和訳

「ウェブ制作が強いプロバイダーAを選ぶべきか、システム開発が得意なプロバーダBを選ぶべきか。これは基本的には、フロントエンドを取るか、バックエンドを取るかのどっちかだ

「全てのユーザーのクレームに対応すべきだろうか?それとも良く聞かれるクレームだけに対応して、空いたリソースでユーザーをさらに増やすべきか?これは、顧客満足度をとるか事業の成長をとるか、優先順位の問題だ」

It’s a trade off between A and B といったり、It’s a trade off between A vs B といったりもします。どちらも正解です。ビジネスをやっていると、多くの場合は完璧な選択肢などなく、どっちを優先すべきか?といった問いに直面します。でも周りがそれに気づかずに完璧な解決策を求めていたとします。そんなときに、so it’s a trade off between … とさらっと言えると、みんなの頭を整理する手助けができます。

The big picture

「俯瞰的」「大局的」という意味です。

例文

“ I wonder if we’re really looking at the big picture. We seem to be spending a lot of time on the small things that don’t really count “

“ I’d like to make a big picture projection of our entire team. Something that includes all markets, products, and clients, for both existing and potential ones “

和訳

「僕らは本当に全体像を見ているのかちょっと気になります。なんとなく細かくてわりとどうでもいいことに時間を割いている感じはします」

「チーム全体の俯瞰的な計画を作りたい。全市場、全商品、全顧客の顕在化しているものと、潜在的なものの両方を含めたもの」

議論が全体最適ではなく、部分最適になってしまっているときなどに使える便利なフレーズです。

At the end of the day

直訳は「その日の終わりには」ですが、「結局のところ」「結局は」みたいな意味です。いろいろ議論したあとに、でもそれって結局は◯◯次第だよね、って結論づけるときに使えます。

例文
“ We discussed a lot of possibilities in this meeting, but at the end of the day, it’s really up to the clients to decide which option is best “
“ We need to help improve his performance as much as we can, but at the end of the day, it’s really up to him “
和訳
「この会議でいろいろな可能性について議論したけど、結局のところは、顧客にとってどの選択肢がベストか、顧客に選んでもらうしかない」
「彼のパフォーマンスを上げるために、できるだけのサポートはしてあげないとだけど、結局ところは彼次第」

いろいろ議論したけど、ここでは結論が出せないような時に使える便利なフレーズです。だからいつまでもディスカッションしててもしょうがないよね、といったニュアンスがあります。日が暮れるまでディスカッションをやったとしても、結局のところこういうことですよね、という感じです。

Key takeaways

直訳は「持ち帰れるポイント」みたいな感じですが、「得たもの」「学んだこと」といった意味です。今日の会議の結論をまとめたり、以前の出来事のアクションポイントなどをまとめるときに便利です。

例文
“ The key takeaway from this meeting is that, we learned that this is more complicated than we thought it was, so we’ll need to discuss with ABC team to resolve this “
“ If I remember correctly, the key takeaways from that client meeting was that they had some concerns over XYZ and we also had some questions for them, so both sides had some homework to follow up on “
“ The key takeaway that I want to leave you with today is that … “
和訳
「この会議で得たものは、僕らが当初思っていたよりも複雑なので、ABCチームと話して解決しないといけない、ということ」
「記憶が合っていれば、あの顧客との会議で学んだことは、顧客側がXYZについて懸念があり、僕らも彼らにいくつか質問があったので、両サイドにフォローすべき宿題がありました」
「今日持ち帰っていただきたいポイントは…」

このフレーズは、会議やセミナーなどは、プレゼンや普通の会話、出来事であれば基本なんでも使えますので、とても万能です。プレゼンの最後のスライドのタイトルにしてもいいですし、”my takeaway from that experience is that …“ といったようにカジュアルに使うこともできます。

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ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
YOLO. You only live once!



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