【ネイティブが明かす】英語の発音って大事?訛りこそ最強だった理由

ネイティブの発音って難しいな。英語の発音ってどれぐらい大事なんだろう?ネイティブのように話すにはどうしたらいいんだろう?

こんなことを考えたことがある人に向けて書きます。

僕は、英語ネイティブのバイリンガルですが、今タイ語もほぼ習得しつつあります。なので、大人になってからも言語を習得していて、課題の乗り越え方が見えてきましたので、英語を伸ばしたい方の役に立てればと思います。



目的はネイティブの発音ではなく、ネイティブの意思疎通力

正しく発音して、誤解されないようにすることは大事です。でないと、紛らわしい発音がでてくるたびに、聞き手はストレスがたまっていきますよね。なので、自分のアクセントを修正して、誤解をなくしていく努力は必須です。

でも、ネイティブに近い発音になりたいとコンプレックスをもつことは全く不要だと思います。なぜなら言語の目的は、あくまで「意思の疎通」だからです。意思疎通がネイティブであれば、訛りがあろうとパーフェクトなんです。

発音もネイティブばりにしてほしい、なんてネイティブの人は誰も思っていません。でも、自分の言ったことは、全部理解してほしい、とは誰もが思っています。ゆっくり言葉を選んで話したり、何度も同じことを繰り返したい人なんていないですよね。

また、人は相手の話を理解することよりも、自分の話を理解してくれることのほうに価値をおきます。だって、相手の話が分からない時は、質問すればなんとかなりますが、自分が理解してもらえない時は、どこが分からないのかすら分からないので、フラストレーションがたまりますよね。

リスニングの重要性については、下記に書きましたので、まだでしたらぜひ一緒に読んでください。

【トリリンガルが解説】リスニング、リーディング、スピーキング、どれが大事?

2018年11月22日

目的の履き違えはスポーツでもあって、例えばパフォーマンスアップのために筋トレをしていたのに、いつのまにかかっこいい筋肉を目指していた、何てこともよくあると思います。こういったズレがあると、気づかないまま目的の達成が遠のいていきます。

大事なことは、目的意識を徹底的にシャープにして、自己満足をできるだけ排除することです。ここでいう自己満足とは、英語の発音をネティブ並みに近づけて、よく思われたいといったようなものです。 目的はネイティブ並みの意思疎通力で、誤解がなく聞き手の負担をなくすことですので、それだけに集中突破すべきなんです。

ネイティブを目指していては、ネイティブは超えられない

戦略的な視点を一つシェアします。

それは、 相手の土俵では戦わない、ということです。

ネイティブ並みの発音は大人になってからでも十分可能ですし、人によっては価値のあることかも知れません。例えば、アメリカに移住して永住したい場合などです。10年以上かかるでしょうが、いずれは発音ですらネイティブに近いレベルになるはずです。

でも、そうでない場合、日本人がネイティブの発音を目指すことは、相手の土俵で戦うことと同義で、あまりメリットはないと思います。英語の発音で勝負していたら、ネイティブと同等にはなれても、それ以上には絶対になれないからです。

分かりやすい例でいうと、イケメンでない人が、イケメンよりモテようと思ったら、イケメンが提供できない他の何かを提供するしかありません。それがお笑いだったり、マッチョだったり、癒しだったり、なんでもいいんです。高校時代、僕はそれでマッチョを選びましたw 勝ち目がない土俵に上がることにメリットがないし、市場価値もないです。

では何をもって戦うかというと、それは自分のアイデンティティーです。アメリカ人になろうとするのではなく、自分が日本人であるということを強みにする、という考え方です。 発音を軽視していいのではなく、意思疎通力はネイティブレベルを目指すべきですが、コンプレックスは捨てたほうがいいということです。



ネイティブを超える2つの方法

では、英語でどうやってネイティブを超えるかですが、方法は2つあります。

ジャパニーズ・アクセントを最強の武器にする

日本人のアクセントを無くしたいと思っている限り、帰国子女やネイティブには絶対に勝てません。でも、発想の転換で簡単に勝つことができます。それは、大人になるまで日本にいたことを逆に強みとして、活かす発想です。

例えば、アメリカの企業が日本でリーダーを探していたとします。そのプロフィールで以下のような人がいたとしたら、どちらがアメリカの本社に魅力的に映るでしょうか?

プロフィールA
発音は日本語訛りだが、意思疎通力はほぼネイティブと遜色ない
日本市場での経験値など、他全てのスキルはほぼBと同じ
プロフィールB
英語力はネイティブ(帰国子女、或いは、欧米人)
日本市場での経験値など、他全てのスキルはほぼAと同じ

こういったケースであれば、プロフィールAのほうがが選ばれやすいと思います。だって、プロフィールAの方が、面接でも印象に残りやすいし、日本の市場に詳しいというイメージが沸きやすいですよね。

逆の立場で考えてみれば、分かりやすいと思います。

例えば、日本の企業がタイでリーダーを探していたとします。日本語がネイティブなタイ人と、日本語はタイ語訛りだけど意思疎通は充分にできるタイ人がいたら、どっちを選びますか?僕でしたら、他が全て同等な場合は、後者を選びます。

グーグル時代に海外のオフィスへ出張へいくと、むしろこういったアイデンティーをしっかり意識して、自国のアクセントもそのままにしている人が多かったように思います。わざわざ残しているのでは?と感じる人までいたほどです。でもこれは、非常に効果的な戦略です。

例えば、強いフランス語訛りの英語を話すフランス人と、アメリカ人のような英語を話すフランス人がいた場合は、やはりフランス語訛りの人のほうが印象に残りますし、「フランスにこの人あり」という印象を残しやすいです。もちろん他の条件が同等であった場合の話ですが。

なので、 ジャパニーズアクセントは、意思疎通のさまたげにならないレベルまで修正できれば、めちゃくちゃ強い武器になります。相手の土俵で戦わず、自分のアイデンティティーを活かすとは、まさにこう言ったことです。

ネイティブ以上の耳をもつ

もう一つ、英語でネイティブを超える方法があります。それは、色々な国の訛りを聞きとる力です。外資系で働いていると、さまざまの国のアクセントで話す人がいます。外資系でなくても、海外と仕事をするときは、欧米人だけではなく、アジア、ヨーロッパ、南米などいろいろなアクセントをもった人と、仕事をすることになります。

そして、英語ネイティブでも、人によってはアクセントによって聞き取りに苦労している人が多くいますので、ネイティブではなくても 他国の独特なアクセントも聞き取れるようになり、ネイティブですら聞き取りにくい発音に惑わされないようになれれば、ネイティブ以上の耳をもったことになります

グーグルの日本法人で働いていて、練習しておくと良いと思ったアクセントは、以下です。

  • インド系
  • 中華系、シンガポール・マレーシア系
  • 東南アジア圏

やはり人口もありますが、特にIT系ではインド系は非常に多く、聞き取りを磨いておいて損はないです。インド系のアクセントは、留学中に初めて聞いたときは、僕でもほとんど何を言っているのか分かりませんでしたが、なんども聞いていくうちに解読できるようになりました。

中華系も、アジアのハブとなっていることが多く、練習しておけるといいです。あと、ヨーロッパや東南アジアも、それぞれ独特なアクセントがありますが、何度か聞けば慣れます。ちょっと練習するだけで、全くしないよりもかなり聞き取り力が変わりますので、ビジネスにおいては実践的でROIは高いと思います。

グーグル時代に、若くて優秀なイギリス人の上司がいたのですが、彼は僕でも聞き取れないようなアジア人のアクセントも全て完璧に聞き取っていました。ここまで来ると、もう英語力というよりは、集中力がずば抜けていたような気がしますが、案外こういったことが、言語力の本質だったりもするのかも知れません。

まとめ

一番大事なことは、目的を見失わないことですので、発音とかそういった本質ではないものは、意思疎通の足かせにならない通過点だけにするといいと思います。そして、発音で競っても意味がないので、 自分の強みを活かすことと、相手の土俵に上がらないこと、コンプレックスを捨て去ることだと思います。

そして、英語でネイティブを超えるためには、帰国子女が失いがちで、且つ外国人にはない、日本人のアイデンティティー(例えば英語の訛り)を前面に出して勝負すべきです。意思疎通の妨げにならないなど他の条件が同等であれば、最強の武器になります。そしてネイティブも苦労している世界の訛りをも聞き取れれば、勝てる場面は多くなります。

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ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
YOLO. You only live once!



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