【Googleの元採用側が解説】英文履歴書の書き方・5つのコツ

英語のレジュメを出したいのだけど、日本語とフォーマットが違うの? どうやって書けばいいんだろう?

こんな悩みをもつ人に向けて書きます。

この記事が信用に値するかですが、僕はネイティブな元Google社員で、外資系に2度転職していて、アメリカのトップビジネススクールで履歴書の書き方を教わりました。そして、Googleでは採用側で何百という履歴書を見てきましたので、効果的な英語の履歴書については、良く理解しているほうだと思います。

ではさっそく見ていきましょう!



日本語の履歴書との違い

英文の履歴書は、言語だけでなく、以下の違いがあります。

  • 実績を詳しく書く必要がある
  • 高校以前の学歴は書かない
  • 年齢・性別・配偶者の有無は聞かれない
  • 写真は貼らない

欧米では、人種や性別による差別にとてもセンシティブですので、仕事のパフォーマンスと関係のないことは聞かれません。また、高校以前の学歴も、昔過ぎて仕事のパフォーマンスと関係ないと思われているため聞かれません。

そして一番重要な違いは、 英文のほうが実績をかなり詳しく書く必要がある点です。日本語では、会社名・部署名・役職を書いて、「◯◯事業に従事」、といった感じで実績はほとんど書きませんが、英文では詳しい実績がメインとなります。

 

英文履歴書の書き方のコツ

僕がビジネススクールで教わり、受ける側・採用する側をの両方を実践してきて思う英文履歴書の最重要ポイントは、これです。

数字で成果を書く

「測れないものは改善できない」というフレーズがありますが、履歴書でも同じことが言えて、測れていないものは改善もできていない、と思われてしまいます。

営業であれば、どれぐらいの期間でどれぐらいの受注数と金額を会社に持ち込めたか。マーケティングであれば、どれぐらいの製品と市場を見て、どれぐらいのイベントや媒体を使って、いくら投入して、リターンがいくらであったか。エンジニアであれば、どれぐらいの製品やプロジェクトに携わって、どれぐらいのコードを書いて、ユーザーの獲得数や売上などにどれぐらい貢献したか。

こういった数字を、個数・金額・成長率などの数字を使ってアピールしないと、折角素晴らしいことをしていても、ほぼ書類で弾かれてしまいます

キャリア・プログレッションを描く

採用側は、キャリアが「上昇傾向」にある候補者を探しています。長いこと昇進できない人や、降格されている人は、実力がない可能性が高いからです。

では、どうやって履歴書でこの上昇傾向を描くかですが、それは直近の実績をグッと持ち上げて、昔の実績をあまりきらびやかにしないことです。ウソを書いてはいけませんが、直近も昔も全て最大限にアピールすると、人によっては上昇傾向が見えにくくなってしまいます。

例えば、 今2社目の会社にいれば、新卒で入った会社の肩書や実績はあえて普通に書いて、直近の肩書や実績をよりインパクトのある表現にする、といったことで上昇傾向が見えやすくするといいです。

今3社目にいる方であれば、1社目を控えめに書いて、2社目を普通に書いて、3社目を最大限にアピールしても良いかも知れません。転職歴が無い方でも、部署異動があれば、そういったコントラストを作ることもできます。部署異動がなくても、業務内容の変化で、そういった濃淡をつけることもできます。

特に転職歴が多い方は、こういった上昇傾向を印象づけるチャンスになりますし、逆に上昇傾向が見えにくいと、「あわてて転職したのかな」「転職の際に自分すら売り込めなかったのかな」と勘ぐられてしまいますので、転職歴の多さがピンチにならないように、チャンスとして活かしたほうがいいです。

5つの能力を象徴するを表現をできるだけ入れる

面接で聞かれる質問集でも書きましたが、面接官が見ているものは、言葉や表現の違いは多少あるはずですが、だいたい以下の5つの能力です。

【Googleの元面接官が明かす】英語の面接で聞かれる質問119選とその答え方

2019年1月14日
  • リーダーシップ
  • チームワーク
  • 問題解決能力
  • 実行力
  • 人間性

よって履歴書の実績を書くときは、以下のようにイメージします。

評価される項目 象徴する表現方法
リーダーシップ・チームワーク 管理職はチームの大きさ、非管理職は間接的に管理・牽引した人数や所属などを書く
問題解決能力・実行力 やったことを具体的に、そして数多く書く。箇条書きで、一社あたり少なくとも3つ、できれば4つ以上書く
人間性 PROFILE欄の説明文や、ADDITIONAL INFORMATION欄を利用して、自分のキャラにあった内容を書く

リーダーシップを表す動詞を慎重に選ぶ

各実績の書き始めは、全て動詞で始まっていることに気づいた方もいると思います。しかも動詞は、全てリーダーシップや積極性をアピールするものを厳選しています。 力強い動詞で文章の出だしを統一することで、より積極的でパワフルな印象を与えられます

リーダーシップと積極性の順にソートした動詞です。

  • Directed → 牽引した
  • Led → リードした
  • Managed → マネージした
  • Supervised → 管理した
  • Conducted → 指揮した
  • Initiated → 開始した、創始した
  • Pioneered → 開拓した
  • Developed → 開発した、実施した
  • Created → 考案した
  • Designed → 企画した
  • Organized → まとめた
  • Promoted → 推し進めた
  • Coordinated → 調整した

こんな感じの動詞で実績項目を書き始めることで、積極性を前面に出せます。先ほど書いた上昇傾向も、昔の実績に下位層の動詞、直近の実績に上位層の動詞を選ぶことによって描くことができます。

応募する職種に合わせて形容詞を選ぶ

職種毎に履歴書をカスタマイズすることで、他の応募者との差別化ができます。採用側は、特定のキーワードを頭に描いて履歴書を読んで行きますので、それが合致していないと、実力が伝わらない可能性が高くなります。

同じ営業でも、訪問営業、電話営業、法人営業、提携事業、新規事業、などいろいろな形の営業がありますので、この辺りは面倒くさがらずに、応募する職務要件をよくチェックして、使われている単語などを合わせるべきです。

また、職種が同じであっても、会社毎に表現が違う場合も良くあるので、できるだけ会社毎にもカスタマイズして、職種と会社の両面で応募ポジションにカスタマイズさせたものを準備できるといいです。多くの人は面倒なので、どの職種もどの会社もあまり気にせずコピペで応募しますので、それだけでも差別化になります。



英文履歴書のサンプル

僕が実際に使っていた構成、フォント、フォントサイズのサンプルも参考用に貼っておきます。

その他の注意ポイントは、こちらです。

  • フォントは基本なんでもいいと思いますが、 迷ったら僕が使っていたTimes New RomanやArialがいいです。
  • 箇条書きの 実績は、会社毎に最低限の3つしか入れていませんので、実際は4つか5つは書いたほうがいいです。
  • 大学院、インターンシップ、ボランティアなど、 時間をかけて頑張ったことは全部入れるといいです。
  • 経歴が長い方でも、 できるだけ1面に収めるといいです。文章を削ってフォントを小さくすると、驚くほど収まります。どうしても2面になってしまう場合は、それでもいいと思いますが、3面以上はまとめる能力がないと思われますので、避けたほうがいいです。

 

Sekahira sample resume

 

まとめ

普段仕事をしながら、今やっていることは 履歴書に追加できるぐらいのインパクトがあるか?ということを自問自答しながら仕事ができると、仕事への意識も高まり、履歴書の書き下ろしも楽になり、一石二鳥です。

「あれ?最近あんまり書けることないな…」と思った方は、これを意識し続けるだけで、実行力やリーダーシップ能力が上がります。

自信をもって書ける実績が、できれば年に2〜3個あると良いと思います。これぐらいあると、いざ転職するときに、ネタが溜まるので、応募ポジションに合わせて、強調すべき実績が選べるようになり、履歴書を書くのが楽になります。

仮にない場合でも履歴書を出したい場合は、時間をかけて絞り出してできるだけたくさん書きましょう。白い部分が目立つよりは、なにかを書いたほうがいいです。多少はったりでもいいので、面接を勝ち取って、チャンスを掴みに行きましょう!

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
YOLO. You only live once!

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