【元社員談】外資系トップ企業のリアルな職種別の年収額

外資系企業の年収ってどれぐらい?日系とどれぐらい違うの?でもその分リスク高いんでしょ?

こういった疑問に答えます。

この記事が信用に値するかですが、僕は 総合商社とGoogleを含めた外資系企業2社に努めたことがあり、外資系と日系企業の両方に多くの知人がいますので、それなりに信用度の高い感触を共有できると思います。

では、さっそく見ていきましょう!



なぜ給与について書くか

そもそもなんで外資系の給与について書くかですが、動機は3つです。

みんな知りたいから

検索ボリュームを調べたら「外資系 年収 給与」といったキーワード検索がそれなりにありました

お金の話はあまり日本人はしない傾向にありますが、お金は世の中で市場価値を測る一番効果的な方法ですので、僕は何もやましいことはないと思っています。

確かな価値に対して、得られる対価なわけですから、低いより高いほうがいいに決まっていて、知りたくて当然だと思います。

外資系が過小評価され過ぎだから

ネットにある◯◯業界・〇〇社の給料はいくらだ、といった情報があまりに適当で、 特に外資系企業の年収が過小評価され過ぎでした。理由はおそらくこんな感じです。

しったかぶりが多い

実態を知らない人が「まあ高くてもこんなもんだろ」と書いているので、全体的にめっちゃ低いです。僕の情報にも全くしったかぶりがない訳ではありませんが、誤差を減らす根拠はあります。後ほどご説明します。

社員は控えめに言う

実際年収を聞かれても、家族でもない限り、ほとんどの人は控えめにいうと思います。これも原因としてありそうです。

定義が曖昧

「年収」は「Total Compensation」と言いますが、この中に「給料(Salary)」+「 特別報酬(Performance Bonus )」+「 株(Stock) の3種類あります。でも、ネットの情報は「給料」だけ書いていることが多いので、実態よりもかなり低くなっています。

外資系に興味がある方にチャレンジしてほしいから

リアルな数字を共有して、外資系に興味がある方の後押しがしたいと思っています。

外資系というと「能力主義」とか「すぐクビ」とか、いろいろ脅かす人が多いのですが、僕から言わせれば、能力主義の反対は「お気に入られ主義」で、クビの反対は「干される」ですので、外資系より日系のほうがよほど怖かったりします。

これについても、また今度書こうと思いますが、本質的な成長を目指す人には、外資系は夢がある世界だと僕は思っていますので、まず外資系企業から得られる正しい対価を、僕の知るできるだけ正確な情報を共有しようと思いました。

これを読んで、外資系いいかも!って思ってくれる人が増えれば嬉しいです。

 

この情報の精度

では、僕の情報がどれくらい正確かというと、業界によって誤差が変わってきます。

IT → 中間管理職として実際にいたため、かなり正確と思われます
商社 → 30台手前まで実際にいたので、それなりに正確と思われます
金融・コンサル → ビジネススクールや知人から得た情報、転職者の前後のポジションからの情報を照らしているので、まあまあ正確と思われます

転職者の前後のポジションとは、例えばGoogleに 他の業界から転職してくる人の前職のポジションと、入社後のポジションを照らし合わせると、大体前にいくらもらっていたか検討がつきますので、そういった答え合わせによって、誤差は最小限なはずです。

あと、経営層になるにつれて、自分との接点がなくなり確度が下がりますが、商社は年収1億円以上の社長や会長は公開されていて、ITもネットに公開に近いかたちで出ていますので、それなりの精度にはなっているはずです。



外資系と日系トップ企業の年収

適当なことは書かないようにしたいので、僕がそれなりに認識がある、 商社、IT、コンサル、投資銀行の4つの業界の年収を共有します。

商社

伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅といった総合商社です。日系企業のなかではフジテレビなどと並んでトップ収入だと思います。僕みたいな英語ネイティブは少数派で、英語が得意ではなくてもバイタリティーや光るものがあれば活躍できます。

わりと体育会系で、海外でも経営層はみな日本人です。社宅制度や、駐在手当などが充実しています。昔ほど残業も多くないと聞きますが、外資みたいに好きな時間に帰れるという雰囲気でもないと思います。

新卒〜主任 400万〜1200万
課長代理 1500万〜2000万
課長 2000万〜2500万
部長 2500万〜3500万
本部長 3500万〜4500万
部門長・役員 5000万〜7000万
副社長 7000万〜9000万
社長・会長 1~2億

IT

Google、Facebook、Amazon、Apple、Microsoftなどの外資系のIT企業です。だいたいどこも同業他社をベンチマークしていますので、大差はないと思います。あっても、10-20%内であるはずです。

食事はただ、服装は自由、結果を出していればいくらでも休めます。これからITはまだまだ伸びますので、僕が一番おすすめする業界です。もちろん僕はバイアスかかってますが。

新卒〜アカウントマネージャー 600万〜1300万
マネージャー 1500万〜2000万
シニア・マネジャー 2000万〜2500万
ヘッド 2500万〜3500万
ディレクター・シニアディレクター 4000万〜6000万
マネージング・ディレクター 6000万〜8000万
VP 1〜5億
SVP 10〜30億
C-Level 50億〜100億

経営コンサル

McKinsey、BCG、Bainといった外資系の経営コンサルです。他のコンサルは、これより2割以上は低いのではないでしょうか。地頭が強くて、新しいコンセプトを学ぶことに貪欲で、かしこそうで説得力のある方におすすめです。秀才タイプが多いです。

修行だと思って経験を積んで、事業会社の幹部として転職する人が多いです。でも肉体的には、かなりハードだと思います。僕みたいに要領が悪い人は、絶対に死にます。

アナリスト 800万〜1500万
アソシエイト 1500万〜2000万
コンサルタント 2000万〜3000万
マネージャー 3000万〜5000万
アソシエイト・プリンシパル 5000万〜7000万
パートナー 1〜5億
C-Level 5億以上

投資銀行

Goldman Sachs、JP Morgran、Morgan Stanley、Credit Suisseといった外資系の投資銀行です。投資銀行のほうが、コンサルより若干はぶりがいい気がします。コンサルは顧客にアドバイザリー料をもらうので、どうしても労働力の限界=稼ぎの限界ですが、投資銀行は事業の価値が上がれば利益も大幅に上がるので、アップサイドが大きいのだと思います。

事業価値を上げるための頭脳と、それを実現する実行力の両方を持ち合わせた、ドラクエでいうと魔法使いと戦士を合わせた賢者みたいな人がバリバリいます。お金とエクセルが大好きな人が多い気がします。ちなみに僕の妻も投資銀行にいました。

投信銀行は、他と比べてレンジの幅が大きいのですが、これも事業価値のアップサイドが大きいためで、めちゃくちゃ会社が儲かれば、年収も大きく変動するということです。なので、必ずしもレンジの平均値がそのレベルの年収とは言えなそうです。

アナリスト 1000万〜2000万
アソシエイト 1500万〜3000万
シニア・アソシエイト 2500万〜5000万
ヴァイス・プレジデント 4000万〜7000万
プリンシパル・SVP 5000万〜1.5億円
マネージング・ディレクター 1〜5億
C-Level 10億以上

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その他

外資ヘッジファンド → サンプルサイズが小さくてあまり情報がないのですが、友人を見ていると、たぶん投資銀行よりも稼いでいそうです。ぴんきりとは思いますが。

外資Private Equity → これもあまり詳しくないのですが、投資銀行と同じぐらいのイメージです。海外のMBAがよく行くルートです。

外資製薬 → IT企業と同じぐらいのイメージです。健康に糸目はなく、主なコストは原価ではなく研究費ですので、やはり儲かります。

外資メーカー → 原価率が高いのでどうしても平均年収は下がりますが、外資で儲かっているところは、日系よりも高いところがたくさんあると思います。

 

まとめ

こういった特殊な業界を目指す方は多くないと思いますが、 こういったところではなくても外資系で良い会社はたくさんあります。今回の比較によって、年収という切り口で、それを感じていただければと思いました。

今回の比較で思うのは、まず 中間管理職へのハードルです。

商社で部長になるのは相当大変ですが、IT企業でヘッドになるのは、そこまでハードルは高くないと思います。もちろん人それぞれですが、確率的に考えても日系のほうがハードルは高いと思います。これもやはり英語が話せる人が少ないので、必然的に日系企業での競争率が高まり、人材のレッドオーシャン化しています。

あと、日本はなんだかんだ言ってまだまだ年功序列です。日系の大企業では、50代近くまで待たないとどんなに優秀でも部長にはなれませんが、IT企業では30代のヘッドがごろごろいます。優秀であれば、20代でもなれます。なので、 ポテンシャルのある人ほど年功という頭打ちで損をしていますので、そういった方にも外資系はおすすめです。

それから、外資と日系で違いが鮮明になるのは、 稼ぐ力による年収の伸びです。特に経営幹部に近づいた時に、その差は一気に開きます。もちろん外資系で経営幹部になるには、相当な実力が必要ですが、かなり夢があるのではないでしょうか。

そして、この年収をみて、でも外資ってその分いろいろ大変なんでしょ?

と思った方もいると思います。でも日本では法律によって簡単にはクビにできませんので、実際はGoogleでもすぐクビみたいな話はありませんでした。異動などはあったようですが、これは日系企業も同じですよね。

ただ、投資銀行やコンサルなどは、わりとすぐ退職させられますが、これは本人もパフォーマンスを出せなければいても仕方ないと思えるような人が入っていますので、クビにできているわけです。

でもそういった方は、履歴書にクビになりましたとか書く必要はありません。この会社は自分に向いていなかったという収穫を得て、さらにそういった会社に入社できたこと自体まだ市場価値がありますので、その後は普通に転職活動をするだけです。

こう考えると、それほどリスクではありません。そして、僕から言わせると、評価基準がはっきりしない日系企業のほうが、自分のどこを改善したら良いかわからず、結果的にお気に入られ主義に陥ってしまうことのほうが、よほどリスクであると思っていたりもします。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
YOLO. You only live once!



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